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感度の検証をしときましょう。


昨年、主力デジタル一眼をEOS 5DⅡからEOS-1D Xに変更しました。滝などで長時間露出の撮影はしているものの、まだ、星やホタルなど高感度+長時間の撮影は行っていません。

メーカーが高感度に強いと言っていても、ノイズなどの判断基準は人によって違うので、確認しておく必要があります。作品として残そうとした場合、どこまでISO感度を上げることができるのか、シャッター速度はどこまで長く設定できるのか、高感度+長時間の傾向を確認しておこうと思います。

必要なのは「カメラ本体」で、レンズは要りません。このように本体のキャップをしてシャッターを切っていきます。

03_20170606215355e42.jpg

この状態でISO感度とシャッター速度を変えながらノイズの発生状態をみていきます。真っ黒な写真が「正しい結果」で、ノイズが出れば「点」や「色の変化」で現れます。

今回は以下のISO感度で撮影しました。
800、1600、3200、6400、12800、25600

更にシャッター速度は以下の条件で撮影しました。
5sec、10sec、20sec、30sec

以上のISO感度とシャッター速度の組み合わせでシャッターを切ってノイズの出る状態を確認した結果が以下です。

04_201706062153564d3.jpg

青は作品撮りに問題なく使えると判断したレベル。黄色は全体視したら気付かないけど、拡大したらノイズが気になり、現像時にノイズ除去が必要になってくるレベル。赤はノイズ除去を派手にやる必要があり、画質に影響を及ぼすであろうと想定できるレベルです。

※以下は、撮影したものを900×600でトリミングしています。

上の表で、青ギリギリのISO6400×30sec、ISO12800×20sec、ISO25600×5secはコレ。

05_20170606215358257.jpg

06_20170606215345ad7.jpg

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黄色になったISO12800×30sec、ISO25600×10secはコレ。 よく見ると白い「点」が散在しています(スマホとかでは気付き難いかもしれません)。

08_20170606215347794.jpg

09_20170606215349e19.jpg



で、赤判断のISO25600×20sec、ISO25600×30secだとこうなります。

10_20170606215350348.jpg

11_20170606215352ee9.jpg

全体的にのったノイズで色が変わってきてますし、拡大するとこうなるのでは、チョット、星やホタルの撮影には使えません。ノイズ除去を強力にかけると、星やホタルの僅かな光も処理されてしまう心配があるからです。
ただ、上記は拡大したものです。例えばISO25600×30secも、全体像で見ると(900×600にリサイズ)こんな感じで「ザラついてるなぁ」という状態です。他の被写体だったら.....使ってしまうかもしれません。

12_20170606215354ea3.jpg

今回の結果からすると、ワタシの長時間露出での常用限界は12800です。 カメラで設定できる最長のシャッター速度は30秒なので、ISO12800以下なら、どうイジっても、余裕で補正できる範囲に収まります。長時間露出での....と言ったのは、今回は星やホタルをイメージした長時間露出で、最短でも5秒という条件だったためです。 1秒以下なら、更に高感度域まで使えることでしょう。

ちなみに.....
5DⅡの時は、今回のISO25600と同じ限界ラインがISO3200ぐらいで来ていた感じだったので、やはり、EOS-1D Xは凄いなぁ...と改めて思いました。ワタシの用途からすると、解像度は5D Ⅱで不満になることはありませんでした。でも高感度性能は不満になることが.....。そういう点からすると、改めて、今回の買い替えは納得ができるモノだったといえます。

更にちなみに....
ワタシはホタルの撮影でも10~20秒ぐらいのシャッター速度でしか撮影せず、それをソフトの明合成で重ね合わせます。
ホタル撮影の場合、よほどの「穴場」を見つけない限り一人ということはありません。「ホタル祭り」のような状況もあります。そういう場合、「ストロボ厳禁」と言われていても発光させていたり、懐中電灯を振り回す連中もいたりします。30秒やバルブで撮影をしていてそういう状況に逢うと、「無駄になった感じ」がハンパないです。
多くの人が集まれば、常識の欠けた人たち、然るべき知識を持たずにやってくる人たちは必ず含まれます。祭りとして集まってくるのですから仕方ありません。10~20秒の設定(辰野のような場所では5秒設定の場合もあります)というのは、そういう人らとの共存の手段でもあるのです。



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