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フィルムのスキャニング

 
先日のTAXONAの写真で衝撃を受け、もう少しスキャナーをキチンと使おうといろいろ調べました。
最近の写真はフィルムで撮ったものが多いので、やはり、重要と考えたわけです。
 
【注意:最初に.....】今回の内容はチョット細かいハナシになりますのであしからず。
 
ネット上でいろいろ調べた結果、ポイントになるのは次の2点のようです。
①直接、フィルムをガラス面に置いた方がいい。
②スキャニングする時は、「いい写真」でなく「いいデータ」を目指す。
 
結果としてスキャナはこんな状態に

 
まず、フィルムを置く位置決めをするためクリアフォルダを切り抜いたモノを敷いて周囲をテープで固定。
その上に無反射ガラス(干渉縞を出さないため)を載せています(一端をテープ止めして開閉できるように)。
さらにこれらをスキャナの上蓋で押し付けるように、隙間をつめるためのフェルト生地を両脇に置いてます。
 
製品についているトレーを使う場合、フィルムのたわみなどの影響か、シャープさに欠けた絵になります。 いくら解像度を上げて時間をかけてスキャンしても、限界がありましたが、この方法にしたらその限界が上がりました。
 
さて、次はスキャニングするソフトの調整です。私のスキャナはキャノン製なのでScanGearを使います。
これまでは基本モードでしたが、拡張モードを使います。ポイントは以下の通り。
 1.最初に「詳細設定」で「48/16ビット出力を有効にする」にチェックを入れます。
 2.「入力設定/カラーモード」はカラー(48ビット)を選択。
    ※48ビットを使用できるようにすることで調整に伴う色変化の破綻を防ぐ。
 3.「出力設定/出力解像度」は2400dpi(通常)、3200dpi(ハーフ判、スクエア版)
    ※ハーフ判やスクエア判は面積が小さいので細かく設定する。2400dpiではPC画面上では粗く感じる。
 4.「出力設定/出力サイズ」はフリーサイズを選択
 5.「画像設定」は高画質モードをONにする以外は全てOFF
    ※ゴミ取りはONでもいいが時間がかかる。その他、調整は、スキャンソフトでなく画像編集ソフトで行う
 6.下のアイコンの中で「トーンカーブ調整」のみ変更。下側にたわませるように変更する
    ※両端のカーブが四角のカドから離れて急変するほど変更しない。滑らかに変化する程度。
 
以上の設定をすると、だいたい、こんな感じでしょうか?

 
ちなみに6を実行すると絵が暗っぽくなります。絵的には上側にたわませる方がメリハリのついた感じになると思いますが、読み込む時点でメリハリがついているということは、明るいところは白飛びに近く、暗いところは黒つぶれに近い状態になっています。コントラストが低い状態の方が「良いデータ」のようです。
 
また、この6に相当する処理はネガフィルムのときに有効な設定で、リバーサルの場合は、逆になにもいじらない(対角線が引かれたような状態)方が良く、明るさを若干調整する程度にしたほうが良いようです。
 
さて、スキャニングソフトの調整は完了。 あとはスキャナで読み取るだけです。
そこから先はPhotoshopなどの出番で、各々、操作が違うと思うのでここでは書きませんが、ひとつだけ。
もし「自動調整」があったら最初に試してみてください。結構、それで良い感じになることがあります。
 
さて、結果がこちら。まず従来のオート設定。

 
これが下のようになりました。

 
左手前の木が、枝葉の先まで表示できています。 川の部分も、まるでシャッター速度を変えたように細かく表現できました。これはPEN EE-2で撮影していますが、十分に明るかったので、たぶんシャッター速度は1/30でなく1/250になっており(EE-2は1/30と1/250の自動選択)、このように表面が「ざわついた」感じになるのが正解だったと思います。
中央の対岸の木の葉の陰影も細かく表現され、また、その木と水面の間の暗い部分に『幹』がうっすらと描かれています(最初の方はほとんど黒くつぶれています)。スキャニングソフトのオート設定は、その後の調整を想定せず、読み込んだ時点で普通の写真(?)のようなコントラストにしてきます。そうなっていると、そこから画像処理ソフトで調整した時、ほとんど黒潰れしてしまうようです(白とびも同様)。
 
もうひとつ例を出します。
 

 
これもPEN EE-2で撮影したものですが、凄く細かい描写ができています。幹の質感も良く陰影も良い感じ。松葉も同様で粗密の感じが良いです。 前の条件は次の通り。
 

 
上のを見てしまうと、松葉というより水草(バイカモ)みたいに見えますな(笑)。
 
 
さて、こんな感じで、とりあえずスキャナ技術は向上してきました。
今後の課題は、どちらかというと、リバーサルフィルムの条件出しですかね。
 
 
 
 
最後に........今回の情報はネット検索したホームページをいくつか斜め読みし、それらの情報を自分なりに理解した上で、ハーフやスクエア判も使う、またネガもリバーサルも使うという自分の環境に合わせて模索した上でレポートしました。 当然、それら『先輩』たちの情報には感謝しています。この場を借りてお礼申し上げます。
 

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