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TENAXの修理と紅葉旅の終わり

 
また、修理してました。 ZEISS IKONのTENAX(TENAX I )です。 TENAXの詳細はいろんなHPに出ているのでそれらを参照下さい。 似たモデルでTAXONAというのを持っているのですが、その前身にあたるモデルです。
 

 
ヘンな四角い板が載ってる.......のは、ファインダー。 こうなります。
 

 
このTENAXのレンズはTessar。
TAXONAもそうですが、同じ外観でTessarとNOVAR ANASTIGMATというレンズが使われています。TAXONAの場合は、Tessarが付いたモデルも多く市場に出るのですが、TENAXの場合は希少です。 ま、他のHPなどにそう書いてあったというのもあるのですが、実際、eBayなどの海外オークションで探してみても、NOVAR ANASTIGMATのTENAXはボロボロ出てくるのですが、Tessarのは少ないです。
 
今回は、たまたま、国内のオークションで過激に張り合うことも無く入手できました。 ラッキ~♪
 

 
が、この個体。シャッターチャージのレバーを押すのはともかく、『戻り』がおかしい。詳細は後ろに動画を載せたのでそれを見て頂きたいのですが、そんなわけで修理することにしました。
 
上は、巻き戻しノブとカウンターの中央にあるネジ+両端の各2つのネジを外せば取れます。
フロントのレンズ+シャッターユニットを外すため、先ずは革(?)を剥ぎ、赤丸の4箇所と黄丸の3箇所をはずします。

このネジ、マイナスネジですが溝が細い! これまで一度も出番が無かった細い精密ドライバーの出番となりましたが、それでもなお、革の接着剤が入り込んでいるのか動き出すまで、結構、苦労しました。
 
この7つだけではなく、フィルム室側の緑丸の4箇所を外すと、レンズ+シャッターユニットがコロリと外れます。

 
さて、ここからが問題。この状態でも、橙丸を支点に橙矢印に動くレバーのロックが外れれば、巻き上げの動作を何度も試すことが出来たので、緑矢印の方向にレバーを押してロックを外しながら、巻き上げとその復帰に伴って動く部品に注油しながら(そのための注射器もアリ:笑)、『戻り』が渋くなっている箇所を探したのですがなかなか分からない。

そもそも、革を剥がす前に、上蓋を外した段階でもやっていたのですが、分からずにここまで分解。結局、青丸のプレートの裏面が原因でした。
 
前後の動きの状況を動画で撮っておきましたのでご覧ください。
 
 
ちなみにシャッター速度を変えています。 粘り気味のスローシャッターというだけですが、何か修理前が必要以上に「痛々しく」なってるような............(笑)。
 
私は、こんな環境で修理をしています。緑の板が入ってるトレーが主な作業スペース。右のは工具入れ、左のは分解したパーツを入れておく場所。トレーなどは全て100円ショップ。区分けしているトレーも絵の具の「使い捨てパレット」というもの。10枚ぐらい入って100円なので油などで汚れたら、そのまま交換してしまいます。部品群ごとに溝に入れて、小さなポストイットの札にどこの部品か書いて入れておきます。
 

 
このぐらいの工具とあとは、ゴム製のオープナーぐらいで大抵はOK。薬品(?)は、汎用の無水エタノールとレンズ掃除用のHCLレンズクリーナー、本体掃除用のニトムズ ハウスクリーナー(チョット前はクリーンボーイというのが定番だったようですが、今は売っていないので......)。注油する場合は、ラウナ#40を無水エタノールで希釈したものを使います。
 
さてここからが紅葉見物の最終回(............だと思う)のハナシ。
 
毎年、草津白根~渋峠あたりから紅葉撮影が始まりますが、最後は武蔵丘陵森林公園で〆ることが多いです。まだ、京都の方とかもあるのですが、この先の時期の名所は『渋滞』するイメージが強くて、どうも、行く気が失せてしまうのです。

 
路面が湿ったトコロが多かったですが、特にぬかるんでいるわけでもないのでちび太もたくさん歩きました。

 
この公園、北口、西口、南口、中央口と入口がたくさんあり、園内をバス(?)が運行しているほど広いのですが、紅葉の見所は、やはり中央口付近のカエデ園周辺でしょう。 人もたくさんきています。

三脚を抱えたカメラマンも多く集まっているのですが、たくさん集まると、マナーの悪い人も含まれてきます。ベンチに『土足で』上がり、撮影してるヤツが居たので、さすがに「靴ぐらい脱ぎなよ!」と言いました。 私は心は優しいのですが見た目が怖いようなので(笑)、こういう時は役にたちます。 「あ、そうですね」と降りてそのまま小走りに去っていきましたが、それだけ恥ずかしい事と分かっているならヤルなっつーの。
 
 
さて、今日の私の撮影スタイルは、実は、これだけ。
OM-1と上記のTENAXで三脚も無しのスナップ撮影。TENAXはテスト撮影として持ってきたのでメインはOM-1。

 
結構、この組み合わせ良いかも。
 
TENAXは露出計も距離計も無いマニュアルカメラなので、他のカメラがあると単体露出計や距離計を持ち歩く必要がなくなりますし、OM-1にカラーフィルム、TENAXにモノクロフィルムと使い分けるとちょうど双方の「得意なトコロ」を活かせます。また、どちらも「コンパクト」であるということもポイントが高いです。OM-1は普通のライカ判(縦3.6cm×横2.4cm)ですがレンズ交換が可能。一方のTENAXはレンズは固定ですが「ましかく写真」なので変化があって楽しいですしね。
 
ま、その2台がどちらもフィルムカメラというのが、今の私のトレンドです。
もう少しして雪景色の撮影になると、防水の都合もあってデジタル中心になってしまうんですがね(笑)。
 

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